お客様は神様

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商売をやっているとお客様は神様だ、という言葉を耳にする。

相手が会社であれ、個人であれ、自分に利益をもたらしてくださる対象をお客様として

そのお客様は大切にしなければならないという考え方が元になっているのではないかと思う。

石川も起業物語には書いたが朝から晩までレジをやっていて接客に従事していた。

色々なお客様がいて、クレームをいただいたり、レジでお金をなげつけられたり、反対にお褒めの言葉を頂いたりした。

一つ一つが勉強になったが、ある時、年末のレジの業務が入り、いそいそと仕事をしていると、年末ということもありレジ前にはものすごい行列ができていた。

行列ができると、お客様はイライラとしだす。

そこで対策として、普段はレジは一人で行うものだが、青果や惣菜から応援の手を借りて二人体制で行う。お金を数える人と、商品のバーコードを通す人に分かれるのだ。

それでも行列は途切れない。

石川は商品のバーコードをひたすらスキャンしていたのだが、自分では雑にやっているつもりがなかったのだが、あるお客様から

「お客様は神様でしょ。そんな雑に商品あつかっていいと思っているの?」

とクレームをいただいた。

レジに行列ができていしまっていたので、焦ってしまった部分があり丁寧に謝罪した。

忙しい中でも焦ってはダメなんだと勉強になった。

次の日もレジは混んでいた。

石川のレジも混んでいて必死になってバーコードを通していたが、すぐ近くのレジで罵声が聞こえてきた。

「どんだけ待たせてんのよ!お客様は神様でしょ!さっさとやりなさいよ!」

と怒っているのが、昨日石川をお叱りいただいたお客様だった。

丁寧に、かつ素早くやるのは難しい。

お客様の言うこともごもっともだと思うが、何かにつけ

お客様は神様だ。

というのはどうであろうか。

そもそも人によって感覚が違うし、急いでやっているように見えても、違う人がみればちんたらやっているようにとられてしまう。

急いでやっていても、それを雑ととらえて嫌なお客様もいる。

そもそも神様って

「わしのいうことを聞かんか!」

というよりも

「皆の声に耳をかたむけよう」

という姿勢なのではないだろうか?

いつからか、お客様を大切にする、という考え方が

お客様の考え方に全て合わせる。

というスタイルに過剰に変化してしまっているような気がする。

そもそも神様がいっぱいいたら変だ。

自分を神様だと考えて買い物に来ている人には、

レジで働く人の気持ちにも耳を傾けてね、と言いたい。

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